血糖値を「正常」に近づけると低血糖のリスクは高まります。低血糖は医療事故につながる事も多々あります。まさに「彩ずる仏の鼻を欠く」です。
当科は20年以上前から、病棟でのスライディングスケールの繰り返しによる低血糖事例や、インスリンの指示間違えや誤投与に関して、医療安全セミナーを通じて毎年、院内で啓蒙活動をしつつ、電子カルテの入力方法の改善などを行なって参りました。これは前任の石田 均教授や安田和基教授を始め、低血糖事例の調査・検討、ヒアリング、対策など医局員全員で取り組んで参りました。
今回、それが評価され、科として賞と金一封(医局費に)をいただきました。
気になったことは、見て見ぬ振りをしない、積極的に取り組む科です。